■2001/12/11(火)運命の人~再会編~!の巻
さよならは別れの言葉ではない。
また逢う日までの遠い約束です。
夕方、Y恵に逢う為に渋谷に向かう。
いつもの場所で待ち合わせ。
ファーコートを着た彼女がやってくる。
俺「元気だったか?」
Y「サンジも元気?」
7月に逢ってから半年ぶりの再会。
また逢えるなんて夢のようだった。
一緒にパスタを食べる事にした。
俺は【メンズセット】で
Y恵は【レディースセット】を注文。
注文を待ってる間に袋を手渡された。
Y「ハイ!これ!」
俺「何?これ?」
Y「クリスマスプレゼント♪」
俺「何でだよ!こんな事するなよ!」
Y「当日は一緒にいれないでしょ?」
俺「当たり前だろ!」
Y「だから今日渡そうと思ったの…」
俺「…ありがとう」
プレゼントの中身はCDだった。
コンピレーションkheer。
クリスマスプレゼント用のCD♪
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頭の中のモンスターが育って行く。
絶対に逃げられないように…
俺の首の【鎖】を締めつける!
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食事も終わって喫茶店に行きコーヒーを飲む。
毎年開催してる“Y恵主催”の
【クリスマスパーティー】の話しになった。
友達も皆、結婚して集まりも悪く
パーティーも今年で最後にするそうだ。
俺「今の彼氏と結婚するの?」
Y「まだしないよ?私て結婚願望無いし~」
俺「嘘をつけ!」
Y「親の為には結婚するかもしれないけど…」
俺「けど?」
Y「自分の為なら結婚しなくても平気よ?」
俺「あんだけ結婚願望強かったのにな?」
Y「ふふ」
俺「俺のあげた指輪はまだ持ってるの?」
Y「大切にしてますわ♪」
Y恵も来年で30歳になる…
子宮内膜病が発病する年齢…
Y「私も歳だしね?」
俺「そんな関係ねぇて!」
Y「サンジがどんな女性を選ぶのか楽しみだわ?」
俺「結局はY恵が1番だったけどな?」
Y「こんな女のどこがいいんんでしょう?」
俺「さぁ~運命なんじゃん?」
Y「ふふふふ」
俺「はははは」
Y「君と離れる事はないから心配しないでね?」
俺「おう!心の扉はY恵専用に開いとくから…」
Y「うん♪」
俺「いつでも尋ねてきな?結婚してても関係ないから!」
Y「大人になったんだね?サンジ…」
俺「形を求めてもしょうがないだろ?難しい関係だしな?」
Y「ま~ね♪」
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俺「もう逢えないかと思ったよ…」
Y「でもちゃんと逢えたでしょ?」
俺「まぁ信じてたけど…」
Y「ずっと一緒だから…」
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しばらく見つめ合っていた…
出会ったばかりの頃と同じように…
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喫茶店を出て駅に向かう2人。
改札口で別れる瞬間…俺はY恵にキスをする。
Y「顔が嫌がってたでしょ?」
俺「じゃ~何で笑顔なんだよ!」
笑顔で別れた…涙がこぼれないように。
俺「またな?」
Y「またね?」
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さよならは別れの言葉ではない。
また逢う日までの遠い約束です。
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新宿でムズとミル吉と合流。
ムズが一言…
ム「いいんじゃん?ドロ沼で進もうよ?」
寒空の中、ナンパ師たちが雑談を交わす。
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ムズと別れてミル吉とサンジ邸で飲むことに…
地元駅に到着してBARで飲んでると電話が…
ナツからだった。
電話の向こうで泣きながら喋るナツ。
俺「どうした?」
ナ「ダメだ~ノックアウト!ツライ…」
俺「何かあったの?」
ナ「・・・」
俺「家に行こうか?」
ナ「終電無いでしょ?」
俺「白馬の王子様が行くから待っとけ!」
ナ「でも…」
俺は電話を切ってミル吉を呼ぶ。
俺「ミル吉!ナツがヤバイ!今から行くぞ?」
ミ「はい!わかりました!」
人は何故、寂しくなるんだろう…
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