■2004/09/24(金) ズルイ女はイイ女!の巻
今、別れないともうチャンスはない…
おそらく一生ドロ沼であろうと直感が走る…
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俺の首には鎖がかけられてる。
6年間1度も外したことのないネックレス。
それは、Y恵が俺にプレゼントしてくれたもの。
最初に会ってはじめて祝ってくれた俺への誕生日プレゼント。
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『1人じゃないからね』
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そう言って俺の首にかけ、
彼女も同じネックレスを首にかけた。
四葉のクローバーのネックレス…幸せを目指して生きる証だそうだ。
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世界に2つしかないネックレス。
世界で2人しかもっていないネックレス。
それは彼女が俺の為だけに作ってくれたネックレス。
手作りの【四葉のクローバー】のネックレス
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そんな6年間1度も外したことのない
ネックレスを外してみた。
『別れるんならこれを返そう』
そう思いY恵に会いに行った。
彼女は【鵜飼】で俺は【鵜】…
この鎖を外して飛び立とうかと考え中。
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この日はY恵の誕生日を祝う予定だった。
もちろん店も予約してあった。
一緒にプレゼントでも買おうと思ってた。
いつもの場所で待ち合わせ。
女「おまたせー」
俺「おう」
女「ねーねー靴買っちゃった♪どう?」
俺「いーんじゃん?お前らしいよ」
いつもと同じ会話。
でも手をあえて握らなかった。
いつもと違う展開。
予約まで時間があるので適当に街をぶらついた。
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『今日で最後なのかな…』
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そう思うと俺は彼女に何も買ってあげられなかった。
1時間も街をぶらついてから予約してた店に向かった。
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席につき、お酒を注文して、彼女の最近の話を聞く。
「焼肉屋に一人で行ったら~(略)」
「今、見たい映画わぁ~(略)」
「今年の冬はピンクのファーが~(略)」
いつもと同じ会話。
いつもと同じ会話。
いつもと同じ会話。
そして俺は呟く…
俺「電話だとすぐ怒るくせに逢うと普通なんだよな…」
女「それはアナタでしょ!?」
俺「お前だろ!」
女「アナタ!」
俺「お前!」
意味不明な押問答。
俺「すぐ「もう会わないわよ?」とか言うしさ…」
女「そう言わないと頭冷やさないでしょ?」
俺「お前がいなくなると思うと不安なんだよ!」
女「いなくならないから私ゎ…ずっと一緒」
意味のある押問答。
ずっと一緒…彼女は自信たっぷりに俺に言い続ける。
なぜだ?
なぜだ?
なぜだ?
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その自信はどこからくるんだ!?
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俺「なんで絶対いなくならないって言いきれる?」
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