■2005/09/14(水) 病棟日記~第七章~!の巻
※この日記は7~8月に病気で倒れ入院したsanziの闘病日記です(笑)
Y恵が病院にお見舞いに来た。
女「来ないと思ったでしょ?」
そう笑顔でイジワルなことを言う彼女。
俺「いや来ると思ってたよ」
そんなあいかわらずの会話が繰り返される。
彼女は手に花を持ってきていて病室に飾ってくれた。
女「退院にむけて花が咲くように咲く直前のツボミを選んだのよ」
そう言いながらまるで犬がマーキングするかのごとく、
彼女は1番目立つところに花を飾ってくれた。ソレを見ながら…
俺「他の女に自分の存在をアピールしてるんじゃねぇかなぁ」
などと心の中で思ったが口には出さなかった。
きっと彼女がふくれっつらするだろうしそんなのは粋じゃない。
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彼女が【粋】であるように、俺も【粋】でありたい。
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もしも俺が病気じゃなければ、
彼女の友達と会うはずだった。
それを意識してかは知らないが、
彼女は友達の写真を俺に見せながら、
女「これが○○ちゃんで一緒にプールに行って(略)」
などと話し出す。
それを聞いてる俺。
そして何も言わずに俺の足をマッサージする彼女。
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俺は、また心の中でこう思う。。。
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俺「どうして何も言わずに俺に優しくできるのだろう…」と。
風呂にも入れず汚い俺に黙って触れる彼女。
風呂にも入れず汚い俺をマッサージする彼女。
最高に愛に満ち溢れてるくせに、
まるで悪魔のように俺を惑わす女。
俺は20代という月日のほとんどを彼女に捧げてる。
俺の20代という青春は彼女の思い出とともにある。
かなわない。
こいつにはかなわない。
何の見返りもなく俺に優しくできる女。
かなわない。
こいつにはかなわない。
俺は、アナタから【愛】を学んだし【優しさ】を学んだ。
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