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2007~2019年:空白編34

夜、一緒に寝ていると、
Y恵が泣きながら俺に言う。

Y「私たち、相性が合わないと思う」

きっと俺が我慢していることに気がついたのだろう。
そんなことは、わかってる。

俺「だから言っただろ!覚悟はあるか聞いただろ?」

できるだけ本音で接するように心がけていた。

Y「私は1人でいいから…サンジは、もっと相性の合う人をみつけなさい」

泣きながら、そう告げる彼女。

本当の彼女は弱いのだろう。
本当の彼女は脆いのだろう。

強がって、
お姉さんぶって、
本当の自分を隠してきたのだろう。

俺は、それでもよかった。

夫婦というものは、汚い箇所も、ひっくるめて全部受け入れられるかどうかだと思ってた。

俺は気づいてしまった。

「あぁ、これは昔の俺だ。出会った頃の俺を見ているみたいだ。」

いつしか立場は逆転してしまっていた。


 
俺の事を思って泣く彼女。
それを厳しく律する俺。

俺は泣かずに、Y恵が泣いている。

まるで昔の俺を見ているかのようだ。

俺と彼女は似た者同士かもしれないし、
俺と彼女は似ていないのかもしれない。

次の日、いつものように朝食を食べながら、
何事も無いように振舞う2人。

結局、俺たちは結婚しなかった。

これは恋の話。
これは愛の物語。

ナンパ師が語る恋愛日記。

20年かけた初恋の記録。

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