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■2003/10/15(水)選択しない女と選択しない男!の巻

■2003/10/15(水)選択しない女と選択しない男!の巻

「もう選択のときは目の前だよ?」この女は誰を選ぶんだろう…

選択の日は3日後に迫っていた。そしてY恵から電話があった。

Y「土曜日、やっぱ泊まれないや…」

俺「はぁ!?何言ってるの?お前…」

予想はしていた。この女は悪魔のような女だから。

彼女の誕生日祝いとして某高級ホテルを予約した。
彼女が前々から泊まりたいと言っていたホテルである。

Y「逢っても泊まれないよ?」

俺「なんでだよ?」

Y「今のままがいいの」

俺「はぁ?」

Y「付き合ったらいつか別れがくるでしょ?」

俺「なにがだよ?」

Y「あのときみたく傷つけあって苦しみたくないのよ」

俺「昔は昔だろ!あのときとは状況が違うだろう!」

彼女は幸せを破壊する。全ての男を崩していく。
彼女の今までの彼氏話は全て聞かされ苦悩した。

私は君を育ててる…彼女の口癖。

様々な職業の女性を口説いた。
様々なタイプの女性を口説いた。

目に見える【愛】を確かめたかった。

育ったのかなぁ…俺は。もう抱き飽きたよ女。

俺「泊まらないと許さない」

Y「じゃぁもう逢えない」

俺「そんなこと今決めなくてもいいだろうが!」

Y「泊まったら昔みたく気持ちが流されちゃうかも…」

俺「なに怖がってんだよ?」

Y「怖くないもん」

俺「何が不満?」

Y「その強さと自信」

俺「…お前が!Y恵が求めたんだろ!?この強さと自信をさぁ!」

Y「なんでそんなに強いの?私は、君が思ってるような女じゃないかもよ?」

俺「俺も弱いよ?だけど強くなきゃ、お前を守れないだろぅ!」

Y「運命じゃないかもよ?サンジと私」

俺「はぁ?結婚してるの?妊娠でもしたのか?」

Y「違うわよ…今は彼氏いないけど、ずっと1人かもしれないよ?私」

俺「運命…誰にでも言ってるんだろ?お前」

Y「言ってないわよ!」

俺「無責任なこと言うなよ!忘れられなくなるだろお前のことが!」

Y「いつも心配してるよ?サンジの事は…」

俺「その言葉…計算だろ?」

Y「忘れた事ないわよ…サンジのこと」

俺「お前は、どうしたいのよ?俺とどうなりたいのよ?」

Y「一生一緒にいたいのよ」

彼女は【鵜飼】で俺は【鵜】…こうして俺の首を絞め続ける。

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