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■2020/09/29 (火) 【レビュー】彼女の晴着で殿様ゴッコ!の巻


【レビュー】■2001/01/02 (火) 彼女の晴着で殿様ゴッコ!の巻

Y恵の登場です。

ナンパをした理由も彼女だし、
人生をかけて愛した女だと思う。

もともと俺はナンパに嫌悪感があるタイプで、

10代の頃なんかは

付ってあってた彼女がナンパされて
ついていったというだけで別れるぐらい嫌いだった。

見知らぬ男に付いていくような
警戒心のない女なんか、
危機管理能力が低いわけであり、

そういう事を考えない女じたいに憤りを感じてた。

睡眠薬飲まされたりレイプされたり、
異常犯罪で殺されたりしたらどうするんだと。

でもY恵は、俺に対してこう言うんだ。



「ナンパも出会いの1つ」だと・・・



出会った当時は
俺が20歳ぐらいのときだから、

そのときY恵は、テレビ局のプロデューサーと婚約してた。

Y恵は俺の価値観とは違う考えを持ってたから。

そこを俺は知りたかった
というか興味があったのだと思う。

それまで人を本気で愛した事
というか好きになるという感情がなかった俺にとっては、

年上の彼女が俺に対してする発言や、
態度や対応といったものは新鮮で夢中になった。

Y恵が結婚するまで「2番目でもいいから付き合ってほしい」と言って関係してた。

興味のある女と肉体関係をもって、後腐れなく別れる。

単純に考えれば、それですむ話。

でもいつしか、その欲求は高まり・・・

俺は婚約破棄させて
奪いとることばかりを願うようになる。



貯金はたいて<指輪>を買って、
とにかく一緒にいたくて頑張る日々。

後にも先にも指輪を買ったのは、Y恵だけだったな。



軽い気持ちではじまる関係は、いつしか重力なみに重い関係に発展していくのだ。



やがて彼女は婚約を破棄した。
でもY恵は俺とは付き合わないんだよね。

ずっと一緒にいたいから付き合わないと言うわけだ。

もうわけがわからなかった。
当時の俺にとっては意味不明。



俺がY恵を理解するには、経験値が足りないのかと思いナンパをしようと思ったわけ。



「ナンパも出会い」というY恵に対して、ナンパでY恵以上の女に出会えるかどうか試したかったわけだ。

まさか<恋愛の答え>を知るのに20年以上もかかるとは思わなかったけどな!(笑)

きっちり決着つくんです。ええ。

天国も地獄も
ナンパで味わった俺だけれど、

たしかにナンパしなければ出会えなかった人たちがいる。

そして俺の人生に
多大な影響をあたえたのもナンパだった。

俺は<恋愛の答え>を知るために、ナンパで出会った人間のデータを分析もしてたし、あらゆる学術書を読み、ドキュメンタリーで他国の心理を知り、カウンセラーの資格も取得した。

こうした努力は無駄なように思うかもしれない。

努力は報われないとか、
努力は報われるとか

そういう論議をするバカはたくさんいるだろう。

では問うが、

科学者の実験に意味はないのか?
先駆者の開拓した技術や発明や発見は突如生まれたものなのか?

成長とは何か?
進化とは何か?

それを考えればわかることだ。

誰かの作った服を着て、
誰かの作った飯を食べてるわけ。

あなたが生きてるのは、誰かに生かされてるというのと同じなの

上手い飯を作ることに
人生を投じる人もいれば、

上手い食材を育てることに
人生を投じる人もいる。

上手い飯を食べることに
人生を投じる人だっているわけ。



そこには積み重ねがあり、その過程で知りうる学びがあるわけだ。



努力の<定義>とは何か?
報われる<定義>とは何か?

努力は報われないとか、
努力は報われるとか、

言葉のロジックだから。

いちいち耳を傾けたところで、
定義がズレてたら無意味なんだ。

服の作り方と、食事の作り方は努力の仕方が違うだろ?

食材を育てる農業と、食事を作る料理人でもゴールは違う。

野菜を育てるのと、
果物を育てるのと、

牛や豚を育てるのも努力の仕方が別物。

同じ技術ではないし、そこにはそれぞれの積み重ねによる分析と検証があって結果が出るわけ。

だからまずは行動しなくちゃデータ収集ができないし、

そこを分析してみないと<答え>なんか出るはずないんだ。



報われるかどうかは過程だろ?



10年であきらめたら報われないけど

20年経過したら答えが出ることもあるわけだ。

誰かが言った答えを鵜呑みにしても、
それさえも分析しなくちゃ意味ないの。

結果は、どこの視点でとらえるかにもよって変化するからね。

とにかく当時の読者はY恵と俺がどうなったのか知りたいだろうけれど、

長いんだこれ。

んで日記をやめた後も途中で様々なことが起こってるからさ。

そこらへんもおいおい書いていくつもりなんで。



あともうひとつナンパというか
<女>というものを深く知ろうと思ったきっかけがあって、

それが幼馴染の友達が死んだことが切っ掛けだった。

彼の死体をみながら俺は

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